特 徴

ACS-ガードは、石材・タイル用の耐候性塗膜保護剤・ウエット仕上げ剤です。

素材に強く密着し、耐候性に優れた光沢のある高硬度の塗膜を形成します。

石材・タイル等の表面に造膜させる事により汚水・油・たばこのヤニ等、駆体表面からの汚れの浸入を防止します。
この塗膜は通気性があるため、石材の呼吸は妨げません。

ACS-ガードは、紫外線や酸性雨による劣化がほとんどありません。
従って内・外部を問わず使用出来、外部でのウエットコート仕上げに使用しても、浸透タイプのウエットコートと比べて長期に渡り濡れ色を維持できます。

性状及び用途

標準塗布量

適用素材の種類及び仕上げ方法によって異なります。
参考10~20㎡/㍑

塗布前に必ず行う作業と確認

  1. 塗布使用とする面に汚れ・水垢等が付着している場合は、洗浄剤を使用し綺麗に洗い落としてから、充分に乾燥させて下さい。
  2. 濡れていり湿気があるとACS-ガードは白くなることがありますので施工出来ません。必ず充分に乾燥させて下さい。
  3. 外部の場合、雨が降りそうな日等のACS-ガードの塗布は行わないで下さい。

    1日以上雨が降らないことを確認してから塗布作業を行って下さい。

  4. 下地にACS-COAT剤を施工した場合は、8時間~1日間養生後施工を行って下さい。

ACS-ガードの塗布作業

  1. ウエスで均一に伸ばすように塗布して下さい。
  2. 石一枚ズツ塗布し直ぐに拭き斑の無い様に丁寧に拭き上げる。
  3. 塗布後30分表面の手触れをしないで下さい。
  4. 10時間位は、塗布面に雨や水がかからないように厳守して下さい。
    表面の手触できる乾燥は30~1時間位ですが、完全硬化は7日位かかります。

塗布上の注意事項

塗布面が乾燥後均一にならず斑になった場合は、直ちにシンナーをウエスに染み込ませ拭き取って下さい。もう一度最初からスタートして下さい。

ウエットタイプ仕上げの作業手順

  1. 刷毛・ウエス・ローラー等で均一に塗布して下さい。
  2. このまま1~5分位放置し、表面に残ったACS-ガードを拭き取ります。

    拭き取り残しがあると表面で硬化し、光沢が出ますので注意して下さい。

    塗布面の温度により放置時間が異なります。あらかじめテストを行って下さい。

    10時間位は、塗布面に雨や水がかからないように厳守して下さい。

    石材に使用した場合、吸水率がそれぞれ違うため色のばらつきが発生する事がありますので注意して下さい。

  3. ACS-ガードは、裏面からの吸い上げ防止効果はありません。
    必要に応じて下地にACS-COAT浸透性吸水防止剤を塗布して下さい。

ACS-ガードの注意事項

  1. ご使用に際しては、良くマニュアルをお読み下さい。
  2. 素材の汚れ.油分.ワックス等は、ACS-ガードの浸透及び密着を阻害する為、必ず洗剤又はシンナーで洗浄してから使用して下さい。
  3. 作業中は、溶剤に強いゴム手袋及び保護眼鏡を使用し、特に目に入らないように注意して下さい。

    万一目に入った場合は、直ちに多量の水で15分以上洗い流し、必要に応じて医師の診断を受けて下さい

  4. 有機溶剤を使用していますので、室内での作業には換気を充分に行って下さい。
  5. 消防法危険物の第四類第一石油類非水溶性に該当致しますので、法に応じた保管及び取り扱いが必要です。作業中は、火気に充分注意し、火気の近くで使用しないで下さい。
  6. 他の溶剤で希釈する事無く、原液で使用して下さい。
  7. 必ずサンプルにて試し塗布を行って下さい。
  8. 反応硬化は、溶剤の蒸発が終了すると少しずつ硬化していきます、気温によって多少異なりますが、表面硬化は約5時間.完全硬化は7日間位かかります。
    10時間以上は塗布面に雨や水がかからないように厳守して下さい。
  9. 保管は、30度C以下の涼しい場所に密閉状態で保管して下さい。

    特に水や異物が入らないように注意して下さい。

  10. 容器のキャップは中の商品の取り出し時以外は、必ずキャップをしっかりと閉めて保管して下さい。
  11. 必要量だけ容器から取りだし、一端使用した残りは容器に戻さないで下さい。
  12. ACS-ガードの浸透及び密着を阻害するため、他社品と併用で施工する様な事は絶対にしないで下さい。
  13. 作業後、使用した器具及びタオル類はシンナー等で充分に洗浄して下さい。
  14. 作業後、使用した残りの ACS-ガード及びシンナー等は産業廃棄物として産業廃棄物取り扱い業者へ委託して下さい。
  15. ご使用上の注意及び詳細は、安全データーシート(MSDS)をご参照下さい。