石材メンテナンスとは汚れた物をただ綺麗にするだけではなく、『何故、ここにある石材は存在するのか?』等
色々な考えや想いの上に存在している筈であり、作者や施主の意思を考慮したメンテナンスを心掛けて行きたいと日々考えています。
例えば歴史的建造物の場合考えていただきたいのは、、、
メンテナンスを行う目的は何か?
新築同様に仕上るのか?
歴史を感じさせる風合いを残したまま、風化や劣化の進行を延命させるのか?
等々により、施工方法が全く違ってきますので、まず事前の打ち合わせを充分行った上で施工方法を決定することをお勧めします。
又石材にも大変多くの種類があり、トラブルも多種多様ですので、その状況に合わせて
日常メンテナンスで処理できる物なのか?
専門技術が必要な特殊メンテナンスなのか?
に分けて考え、対応して行くことが大切です。
現存する石材は『限りある貴重な天然資源! 』であり、木材のように人工的に増やせる物ではありませんので
既存の天然石を出来る限り賢明な方法で維持~保存していきたいと考えています。